せっかく釣った魚は、おいしく食べたいですね。これほど新鮮な魚を食べられるのは、釣り人の特権です。でもキープや持ち帰りの仕方を失敗すれば、鮮度はガタ落ちで、むしろスーパーで買った方がよっぽど鮮度が高い、というようなことになってしまいます。船釣りなどの場合は、船に生け簀がある場合が多いので、ここでは陸からの釣りについて、考えてみたいと思います。
釣ってすぐ?帰る間際?いつ締めるのがいいのかを考える
まず、第一に生きた状態でキープするか、締めてしまうかです。ポイントは、元気な状態で締める事。帰り間際まで元気な状態でキープできるなら、帰る直前に締めるのがいいでしょう。それができないなら、釣ってすぐに締めましょう。
釣り場によって違う締めるタイミング。磯釣りの場合は?
磯釣りの場合は、スカリに生かしておいて帰り間際に締めて帰れば鮮度は最高でしょう。この場合の注意点は2つ。1つは、死なせないこと。当たり前ですが、スカリを入れておく場所によっては魚がダメージを負って死んでしまいます。波でもみくちゃにされてしまうような潮のあたりが強い所はさけましょう。また、針をのんでしまっていたりして釣った時のダメージが大きいと、やはり死んでしまいます。この場合は生かしておく事はあきらめて、先に締めてしまいましょう。2つめは、青物が釣れた場合。スカリで生かしておく事は不可能と考えてすぐに締めます。
防波堤釣りの締めるタイミング
防波堤での釣りの場合も、磯釣りと同じでOK。ただ、魚のサイズがそれほど大きくない場合には少々おおげさに思ってしまいます。そもそもスカリのようなものを釣り場に持ち込まない人がほとんどです。その場合、数分バケツに海水をいれたものにキープして、魚が落ち着いたら締めてしまいます。バケツに放置して死なせている人が多いですが、鮮度がものすごく落ちてしまいます。
ストリンガーでキープするのもいいでしょう。すかりほどは嵩張らず、洗うのも楽です。
数釣れる小物の場合はキープせず、氷締めで
アジやキス等、小さいサイズの魚で、数が釣れるものに関しては、氷締めが一般的です。クーラーに氷を入れ、そこに海水を入れます。氷はビニール等にいれたままでもOKですが、海水と氷が直接触れるほうが水温が下がる作用(凝固点降下)が働きますので、一部を直接海水にいれるとよいでしょう。そこに釣れた魚を直接入れていきます。冷えた海水に浸す事で、ムラなくしっかり全体が冷えます。
こうして上手にキープして持ち帰れば、おいしくいただけます。
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